11日から24日まで開催されたデトロイトショー。昨年4月に経営破たんとなり、フィアットとの資本提携により経営再建中のクライスラーブースでは、フィアットグループの車両展示も行われていた。
フェラーリからは『599XX』(最新の『458』ではない)、フィアットからは『500』のEV仕様とアバルト500、もう一台はランチア『デルタ』の意匠をクライスラー風にアレンジした車両が出品された。
ダッジ『チャレンジャー』や『バイパー』、ジープの隣にフェラーリが並んでいるという違和感を除けば特に目新しいものはなく、「間に合わせで出品した感」が否めない微妙なラインナップだ。
今回クライスラーグループは地元でのショーにもかかわらずプレスカンファレンスを開催しておらず、今後の展望はおろか500のEV仕様やクライスラーデルタの詳細についても結局明かされることはなかった。