27日、米国で開催中のワシントンモーターショーにおいて、「2010グリーンカービジョンアワード」が発表された。年内に米国でリース販売開始予定のEV、日産『リーフ』が受賞した。
同賞は1992年創刊の『グリーンカージャーナル』誌とそのウェブ版の『GreenCar.com』が毎年開催。米国で2010年に発売または発売予定のEVやハイブリッド車の中から、最高の1台を選出する。
ノミネートされていたのは、トヨタ『プリウス・プラグインハイブリッド』、日産リーフ、メルセデスベンツ『F-Cell』、フォード『フォーカスBEV』、中国製EVセダンの『コーダ』。この中から、日産リーフがグリーンカービジョンアワードに輝いた。
リーフは2009年8月に初公開。ひと目でEVとわかる専用ボディに、専用パワートレイン&プラットホームを採用。モーターは最大出力108ps、最大トルク28.5kgmで、前輪を駆動。2次電池はラミネート型の小型リチウムイオンバッテリーで、蓄電容量は24kWh。最高速140km/h、最大航続距離160kmという実用性を備える。
充電はフロントノーズのソケットにプラグを差し込んで行い、家庭用200Vコンセントと急速充電器の2種類に対応。充電時間は200Vが約8時間。急速充電器なら約30分で80%までチャージできる。1回の充電での最大航続距離は160kmを確保した。
『グリーンカージャーナル』誌のロン・コーガン編集長は「リーフのスタイリングや動力性能は、市場のニーズを満たすものだ」とコメントしている。