【新聞ウォッチ】トヨタの世界同時多発リコール、ホンダ車もとばっちり?

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RAV4(上海モーターショー09)
RAV4(上海モーターショー09) 全 2 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2010年1月29日付

● トヨタ離れ進む米国、レンタカー、中古販売中止、GM客奪取へ優遇策(読売・9面)

●フォード中国で生産中止、米紙報道(読売・9面)

●トヨタ中国でもリコール(朝日・1面)

●09年フォード4年ぶり黒字(毎日・8面)

●太陽光パワー、家庭で水素補給、ホンダ(産経・11面)

●新日鉄、7年ぶり赤字、3月期150億円建材需要落ち込み(東京・8面)

●現代自動車、純利益倍増、海外販売好調(日経・9面)

●白ジャンボ、羽田の日航機売却へ変身?(日経・39面)

●訃報/山元峯生・前全日空社長、64歳(日経・39面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車の世界同時多発の大量リコール問題の報道が続いているが、きょうの各紙は、米国、カナダなどに次いで中国でも生産・販売している人気のSUV『RAV4』にもアクセル不良があるとして、中国当局に約7万5000台のリコールを届け出たと報じている。

同じアクセル部品を使った車両のリコールは米欧などを含め計465万台。昨秋の米フロアマット問題での自主改修を加えると、「世界全体で延べ1000万台を超す空前の改修規模となり、トヨタ単体の2009年世界販売実績の698万台を大きく上回った」(東京)ことになる。

こうした中、苦悩するトヨタの弱味につけ込んだGMは、トヨタ車から乗り換える顧客に頭金を最大1000ドル(約9万円)補助する特典やゼロ金利ローンの販促キャンペーンを開始。フォードは、「トヨタばかりでなくホンダ車も対象となる見通し」(日経)という。トヨタの品質問題を機に日本車離れを加速させようとする狙いが垣間見られる。

《福田俊之》

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