【ジュネーブモーターショー10】フェラーリ初のハイブリッド、燃費は30%向上か

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599GTBフィオラノ(日本名:599)
599GTBフィオラノ(日本名:599) 全 18 枚 拡大写真

フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ会長は28日、2010年シーズンのF1マシン『F10』発表の場で、『599GTBフィオラノ』(日本名:『599』)にハイブリッド仕様を設定すると宣言した。フェラーリ初のハイブリッド車となる。

599GTBフィオラノは、2006年3月のジュネーブモーターショーでデビュー。6.0リットルV型12気筒(620ps、62kgm)をフロントに積むフェラーリのフラッグシップで、0‐100km/h加速3.7秒、最高速330km/hとフェラーリの頂点にふさわしい性能を誇る。

フェラーリはこの599をベースに、ハイブリッド仕様を開発。システムの内容は公表されていないが、フェラーリは2009年、F1マシン『F60』に「KERS」(キネティック・エナジー・リカバリー・システム)を搭載。この回生ブレーキが、599のハイブリッドにも応用される見込みだ。

また、エンジンは599と同じ6.0リットルV型12気筒で、エンジンが後輪、モーターが前輪を駆動する4WDになると見られる。もちろん、モーター単独での走行が可能で、アイドリングストップも装備。気になる燃費は、最大30%の向上を果たしているとの噂だ。

599のハイブリッド仕様は、3月2日に開幕するジュネーブモーターショーで正式発表。ほぼ市販状態のモデルが展示されると予想されている。

《森脇稔》

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