日本鉄鋼連盟が発表した2009年12月の普通鋼鋼材出荷合計は、前年同月比15.5%増の604万9000tと2か月連続プラスとなった。
このうち、国内向けが360万5000tで、前年同月比5.0%減と17か月連続でマイナスとなった。しかし、輸出向はが244万5000tで、同69.5%増と5か月連続で前年を上回り全体を引っ張った。輸出の増加率は統計比較が可能な1976年1月以降、過去最大となった。
12月の生産は、同21.9%増の606万8000tと2か月連続プラスとなり、3か月連続で600万t台乗せとなった。12月末のメーカー・問屋在庫は、前月末比0.3%増の584万7000tで、3か月連続で増加した。内訳では、メーカー在庫が同0.6%増で、問屋在庫は同0.6%減だった。