クライスラーもインセンティブ開始、トヨタ3車ねらいうち

自動車 ビジネス 企業動向
ラムトラック
ラムトラック 全 2 枚 拡大写真

クライスラーグループは1月29日、米国でトヨタ車から代替する顧客を対象にしたインセンティブを開始すると発表した。

これは米国トヨタ販売が1月21日、『カムリ』や『カローラ』など8車種について、アクセルペダルの不具合により約230万台のリコールを行うと発表したのを受けたもの。26日、トヨタは北米での8車種の生産と販売を一時中止。27日には、リコール対象車種を5モデル、約109万台追加した。

すでにトヨタのリコール問題を商機ととらえ、GM、フォード、ヒュンダイが同様のインセンティブを米国で実施。クライスラーも、これに追随する。

他社と異なるのは、クライスラーが明確にターゲットを絞り込んでいる点だ。トヨタのピックアップトラックの『タンドラ』と『タコマ』、ミニバンの『シエナ』の3車種からクライスラー、ジープ、ダッジ、ラムトラックの各ブランドに乗り替える顧客に、1000ドル(約9万円)を値引きする。もちろん、このトヨタ3車は、リコール対象車だ。

このインセンティブは、3月1日まで実施。クライスラーグループ、ラムトラックブランドのフレッド・ディアス社長兼CEOは、「我々の『ラム』トラックは、トラックオブザイヤーを受賞するなど、最高の商品。また、ミニバンの『タウン&カントリー』(日本名:『グランドボイジャー』)も、65以上もの革新的装備を採用している」とアピールに懸命だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. 旧型Z34『フェアレディZ』用車高調がリニューアル、ブリッツ「DAMPER ZZ-R」シリーズがDSC Plusに対応
  4. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
  5. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る