ホンダの近藤広一副社長は3日の第3四半期決算発表の席上、収益力の改善について「今の体質軸でいうと、四半期で1000億円くらいの営業利益が出せるようになった」と述べた。
ホンダは同日、今期の営業利益予想を3200億円(前期比68.7%増)とするなど、上方修正して発表した。販管費の削減などにより、第3四半期(10 - 12月)については1769億円の営業利益を確保。同期の売上高営業利益率は7.9%と、ほぼ2007年度のピーク時レベルまで回復している。
ただ、近藤副社長は「今期の下期は金融事業がかなり上ぶれしており、一過性の要因もある」と指摘。そうした要素を加味すると四半期で1000億円の営業利益が確保できるレベルと語った。