VW ゴルフR & シロッコR…V6大排気量の時代じゃない

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ゴルフR と シロッコR
ゴルフR と シロッコR 全 8 枚 拡大写真

フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは、2月5日よりハイパフォーマンスモデルの『ゴルフR』と『シロッコR』を発売する。従来の「ゴルフR32」や『パサートR36』と同じRシリーズモデルだが、これまでとの大きな違いは大排気量V6エンジンではなく、小型の2.0リットルTSIエンジンを搭載する点だ。

ゴルフRとシロッコRには同じ2.0リットル直4ターボエンジンが搭載される。3.2リットルV6を搭載していた従来のゴルフR32から大幅なダウンサイジングを図ったにも関わらず、2台ともに出力は6psアップの256ps、トルクは10Nmアップの330Nmを発揮する。そしてデュアルクラッチトランスミッションDSGを組み合わせることで燃費はゴルフRで12.4km/リットル、シロッコRで13.0km/リットルの好燃費を達成した。

静粛性が大幅に高められたゴルフVIをベースとしていることもあり、室内は非常に静かで乗り味も穏やか。だが、ひとたびアクセルを踏み込むと4WDのゴルフRはもちろん、前輪駆動のシロッコRも大排気量エンジンにも劣らない強烈な加速と、心地良いエンジンサウンドを味わうことができる。

しかし、性能としては申し分ないが、500万円を超える価格帯で2.0リットルのエンジンであることに抵抗を感じる人もいるのではないだろうか。

同社広報は「パワースペック、燃費性能ともにこれまでのV6エンジンを大幅に上回っています。また、小型化することで運動性能も向上させました。(価格を含めた)商品力でこれまでより劣っているものは何もない」と自信をのぞかせる。

「スポーツカーもエコの時代。V6じゃなければダメ、という方は別ですが、最近では積極的に小排気量の車を選ぶ傾向がある。高額車ではさらに顕著。エコとスポーツを両立させたいという方、さらに実用性も犠牲にしたくない、という方にとってこの2台は非常に価値のあるクルマ。とにかく一度乗って頂ければその価値がはっきりわかると思います」(同)と語った。

《宮崎壮人》

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