BMWのアートカー、17台目は35周年記念モデル

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3.0CSL(1976)フランク・ステラ
3.0CSL(1976)フランク・ステラ 全 5 枚 拡大写真

BMWグループは3日、17台目の「アートカー」の製作を米国ニューヨーク在住のアーチスト、ジェフ・クーンズ氏に依頼した。

BMWのアートカーは1975年、米国の彫刻家アレクサンダー・カルダー氏が友人のレーシングドライバー、エルベ・ポーラン氏のために描いたのが最初。ポーラン氏のBMW『3.0CSL』は、1975年のル・マン24時間レースに参戦し、速さとアートを融合させたという点で話題となった。その後、アンディ・ウォーホル氏やディヴィッド・ホックニー氏など、有名アーチストがアートカーを手がけ、一躍その存在を有名にした。

アートカーの一例を挙げると、フランク・ステラ氏の『3.0CSL』(1976年)、ロイ・リキテンシュタイン氏の『320iグループ5仕様』(1977年)、アンディ・ウォーホル氏の『M1グループ4仕様』(1979年)、ロバート・ラウシェンバーグ氏の『635CSi』(1986年)など。いずれも独特の世界観を表現した傑作だ。

2010年はアートカーの誕生35周年に当たることから、BMWはそれを記念した新たなアートカー製作を企画。BMWと20年に渡って親交のあるジェフ・クーンズ氏に、白羽の矢が立ったというわけだ。同氏は1955年、米国生まれ。絵画や彫刻などにおいて、前衛的な作品を生み出している。

ジェフ・クーンズ氏のアートカーは、2010年後半に披露される予定。現行BMWのラインナップから、どの車種が選択されるのかは、現時点で明らかにされていない。BMWの車体をキャンバスに、どんなアートが生まれるか、注目だ。

《森脇稔》

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