EVスポーツ競争加速! スイスメーカーの LAMPO 2

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Protoscar LAMPO2
Protoscar LAMPO2 全 8 枚 拡大写真

スイスのProtoscar社は、コンセプトカー『LAMPO2』の概要を明らかにした。2個のモーターは、最大出力408ps、最大トルク65.3kgmを発生。0 - 100km/h加速は5秒というEVスポーツカーだ。

Protoscar社は1987年、スイスに設立されたデザインエンジニアリング会社。ポルシェ『911』をベースにしたシューティングブレークを発表するなど、その独自の感性には定評がある。全社員14名の小さな会社だが、過去にはダイムラー、GM、日産などともジョイント。2009年のジュネーブモーターショーでは、イタリア語で稲妻や閃光を意味するEVスポーツコンセプト、『LAMPO』を公開した。

2010年のジュネーブには、その進化形のLAMPO2を出品。フロントモーターが前輪、リアモーターが後輪を駆動する4WDで、モーターはさらに性能がアップ。最大出力408ps、最大トルク65.3kgmを発生する。2次電池は蓄電容量32kWhのリチウムイオンバッテリーで、最大航続距離は約200kmを確保。4つの充電モードを備え、クイックチャージモードなら、100km走行分の電力を約10分で充電できる。

2シーターのオープンボディは、リアタイヤを半分覆うなどして、エアロダイナミクスを追求。ボディサイズは全長4315×全幅1865×全高1203mm、ホイールベース2415mmだ。チューブラースチールシャシーに、カーボンファイバーコンポジットボディの組み合わせにより、車両重量は1380kgに抑えられ、0 - 100km/加速5秒、最高速200km/h(リミッター作動)の性能をマークする。

LAMPO2は、3月2日に開幕するジュネーブモーターショーで正式発表。Protoscar社は現時点で発売計画を明らかにしていないが、市販されれば、テスラ『ロードスター』の格好のライバルとなりそうだ。

《森脇稔》

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