オートバックス、中期計画を見直し 国内事業に専念

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オートバックスセブンは5日、2008年5月に策定した中期経営計画「オートバックスBIGプラン」を見直し、新たな中期経営計画を策定する。方向性だけを決定し、計画の詳細については5月の2010年3月期通期決算発表時に公表する予定。

新しい中期経営計画は2011年3月期から4年間とし、この期間にグループは国内オートバックス事業に集中する。「クルマのことならオートバックス」の実現に向けて顧客視点に立って店舗の利便性やもう一段高い安心や信頼、良い商品・サービスをより求めやすい価格で提供することを目指す。これを実現する施策の実行力、経営効率を高めるための「経営基盤の強化」を実行するとしている。

中計期間をグループが中長期的に持続可能な成長を実現するためのステップを着実に実行する期間と位置づけ、前半2年間を拡大準備期とし、厳しい環境下でも顧客が満足する価格を提供するための店舗・本部のコスト競争力強化や、仕入れ改革による原価低減、より選びやすく・買いやすく・楽しめる売場への改革・オペレーションの強化に集中する。後半2年間をその成果に基づく既存事業拡大期とし、顧客が店舗をより身近に感じてもらうための拠点数の拡大などによって「エリア内のシェア拡大」を実現し、収益の拡大と企業価値向上を目指す。

世界的な景気の後退による個人消費の冷え込み、デフレの進行や不安定な燃料価格の動向、国内の自動車関連消費の減少など、同社を取り巻く環境はBIGプランを策定した時点と比べて大きく悪化している。今後も国内カー用品市場は厳しいことが予想されることから、新たな事業環境認識のもと、経営目標の見直しも含め、国内オートバックス事業に専念し、これを実現する新中期経営計画の策定が必要であると判断した。

《レスポンス編集部》

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