【VW ゴルフR 試乗】ファミリーカーとしても通用…島崎七生人

試乗記 輸入車
ゴルフR
ゴルフR 全 1 枚 拡大写真

かつて上級車からの乗り換え組の受け皿に「VR6」「R32」を用意したVW。再度、空気を読み、今度は正真正銘のダウンサイジングで、3代目の「R」が『ゴルフ』に登場した。これまでのV6の3.2リットルから、2.0リットルTSIエンジンに。

が、排気量を38%も落としながら、スペックは6ps/10Nm(1.1kgm)プラスの256ps/33.7kgmを発揮。パワーは“ゴルフ史上最強”だ。燃費はR32時代を22%上回る12.4km/リットルをモノにした。6速DSG、4MOTION(4WD)などドライブトレインはR32譲りだ。

おなじみのブルーのボディ色(他に白、黒あり)の外観は、専用バンパーや18インチタイヤ&ホイール、25mmのローダウンサスなどで「R」らしい存在感をさり気なくアピール。

室内では、リクライニングが効く専用レカロシートも選べる。走りは4WDらしく、力強くしなやか。屈曲路を駆け抜ける際の安定感は目を見張る。DCCでシャシー/ステアリングの特性が切り替え可能なのも楽しい。乗り心地も決して悪くなく、ファミリーカーとしても通用する。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年より「GOLD CARトップ・ニューカー速報」の取材/執筆を皮切りにフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  4. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  5. 夏の風物詩「鈴鹿8耐2025」、2人体制のホンダが4連覇、6年ぶり参戦のヤマハは2位健闘
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る