VW ゴルフR & シロッコR…違いはどこにある?

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シロッコR(写真は欧州仕様)
シロッコR(写真は欧州仕様) 全 10 枚 拡大写真
5日より販売を開始したフォルクスワーゲン『ゴルフR』と『シロッコR』。同スペックの2.0リットルの小型ターボエンジン「TSI」を搭載し、どちらも500万円強の価格でボディはハッチバック。選び方の違いはどこにあるのだろうか。

2台は「Rシリーズ」として初めて2.0リットルターボの小型TSIエンジンを搭載。256psというハイパワーを発揮しながら、燃費はゴルフRで12.4km/リットル、シロッコRで13.0km/リットルと、スポーツ性と環境性能を両立したVWの高性能モデルだ。

2台の違いについて同社広報では「ベースモデルそれぞれの特徴がポイント」だという。「ゴルフは4ドア+リアゲートを持ち居住性も高く、ファミリー向け。一方シロッコは2ドアで車高も低く、プレミアム感を高めており、子育てが終わった夫婦の方々などに選んで頂いている」

その上で「ゴルフRは家族でのドライブや日常ユースも楽しみつつ走りのエッセンスをつきつめたい方に、シロッコRはより洗練されたプレミアムスポーツを手にしたい方に、といったターゲットを想定しています。前モデル(R32)は発売からあまり時間が経っていないため、乗り換え層よりも新規ユーザーがメインになると予想しています」(同)と語る。

価格はゴルフRが505万円、シロッコRが515万円。同じ2.0リットルモデルと比較すると、ゴルフは「GTI」比で139万円アップ、シロッコは「2.0TSI」比で58万円のアップとなっている。この価格差については、「ゴルフはベースがファミリーカー。DCC(アダプティブシャシーコントロール)搭載や4モーション(4WD)化など各部のチューニング分が価格に反映している。一方シロッコは元々スポーツカーとして仕上げられている分、価格差は少ない」とした上で、「シロッコのTSIを求めている人にとっては特に、抵抗なくRモデルを選んで頂けるのでは」と話す。

シロッコは独特のスタイリングが20代から30代の若い世代にも評判が良いという。「付加価値を高めた“R”で両モデルを若い新規層にも積極的にアピールしていきたい」と抱負を語った。

《宮崎壮人》

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