日産 ジューク 誕生、日本デビューは初夏

自動車 ニューモデル 新型車
ジューク
ジューク 全 12 枚 拡大写真

日産自動車は11日、フランスで新型車『ジューク』を初公開した。日・米・欧など、グローバル市場に投入される小型クロスオーバー車で、日本では初夏に販売が開始される。

ジュークは、昨年3月のジュネーブモーターショーで披露されたコンセプトカー、『カザーナ』の市販バージョン。小型ボディに、スポーツカーのような俊敏さと卓越したハンドリング、SUVの力強さを備えた新ジャンルのクロスオーバーだ。車名のジューク(JUKE)とは、アメリカンフットボールなどのスポーツでディフェンスを軽快にかわす、という意味が込められている。

外観は、独創的で強い存在感を発揮。高い位置に置かれたウエストラインを境に、上側はスポーツカーが持つ流麗さと軽快さ、下側はワイドなフェンダーや大径タイヤなどにより、SUVが備えるタフさと力強さを表現した。

室内は、走りの楽しさを予感させる仕上げ。センターコンソールのデザインは、モーターバイクの燃料タンクがモチーフだ。センタークラスターには、車両情報を表示するディスプレイを装備。空調や燃費など、さまざまな車両・走行情報を表示する。

欧州仕様のエンジンは、K9K型1.5リットル直4ディーゼル、HR16DE型1.6リットル直4ガソリン、新開発のMR16DDT型直噴1.6リットル直4ガソリンターボの3種類。ガソリンNAエンジンは「デュアルインジェクター」と、副変速機付きの小型軽量な新世代エクストロニックCVTを組み合わせ、燃費を向上させた。また、新開発の直噴システムとターボチャージャーを採用したガソリンターボエンジンは、低燃費と力強い加速を両立させている。

駆動方式は、ディーゼルとガソリンNAが2WD、ガソリンターボが2WDと4WD。4WDには、走行状態に応じて前後輪と後輪の左右へのトルク配分を最適制御する新開発「オールモード4x4-i」(トルクベクトル付)を採用。優れたハンドリングを実現している。

ドライブモードは、「ノーマル」「スポーツ」「エコ」の3種類が切り替え可能。走行シーンに合わせて最適なモードが選択できる。

新型ジュークは、日・米・欧などグローバル市場へ投入。欧州向けは英国サンダーランド工場、日本や米国向けは日本の追浜工場(神奈川県)で生産する。日本は初夏、欧州と米国では10月に発売される予定だ。

ジューク特設サイト URL
http://www.nissan.co.jp/JUKE/NEW/

《森脇稔》

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