【シカゴモーターショー10】シボレー シルバラード 2011年モデルはいっそうタフに

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シボレー シルバラードHD
シボレー シルバラードHD 全 7 枚 拡大写真

GMは10日、シカゴモーターショーにおいて、2011年モデルのシボレー『シルバラードHD』を発表した。

『シルバラード』は、シボレーブランドのフルサイズピックアップトラックで、GMの最量販車。2009年は31万6544台を販売し、車名別販売ランキングでは、フォード『Fシリーズ』、トヨタ『カムリ』に次ぐ3位につけている。

シルバラードHDは、シリーズの頂点に立つモデル。HDはヘビーデューティーの略だ。ビジネスユースなどハードな使用を想定して、パワフルなエンジンに耐久性の高いシャシーを組み合わせている。

2011年モデルのエンジンは、ガソリンが6.0リットルV8「ボルテック」。ディーゼルは、いすゞから供給を受ける新6.6リットルV8ターボ「デュラマックス」で、従来よりも排出ガス性能を約63%改善させた。トランスミッションは、「アリソン1000」と呼ばれる6速ATだ。

このディーゼルには、B20バイオ燃料対応車も設定。B20バイオ燃料とは、80%の軽油に20%のバイオディーゼル燃料を混合したもので、CO2排出量を減らす効果がある。

サスペンションやフレームなど、シャシーは新開発。ボディ剛性は約92%も引き上げられた。ブレーキは強化されており、ディーゼルには専用の排気ブレーキも装備。これらの結果、2011年モデルのシルバラードHDは、最大積載量2873kg、トレーラー牽引能力9072kgという、クラストップのタフな性能を実現する。

エクステンデッドキャブの後席ドアは170度の角度で開き、乗降性をアップ。「2500HD」と「3500HD」グレードには、パワードーム、新デザインのグリル、クロームバンパーを装備。アルミホイールは最大で20インチサイズが用意される。

2011年モデルのシルバラードHDは、今夏から販売開始。シボレーブランドのJim Campbellゼネラルマネージャーは、「2011年モデルは、クラス最高のタフな性能と高い燃費性能を両立した」と自信を見せている。

《森脇稔》

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