【シカゴモーターショー10】ホンダ オデッセイ 次期型…北米専用ミニバンが4代目へ

自動車 ニューモデル モーターショー
ホンダ・オデッセイ・コンセプト
ホンダ・オデッセイ・コンセプト 全 11 枚 拡大写真

米国ホンダは10日、シカゴモーターショーにおいて、『オデッセイコンセプト』を初公開した。今秋発売される北米向けの次期『オデッセイ』を示唆したコンセプトカーである。

北米向けオデッセイは、日本仕様よりもひと回り大きなボディを持つ。現地では次期型が4代目となる。1994年デビューの初代オデッセイは、日本仕様と同一だったが、1999年に登場した2代目から、ホンダは北米専用モデルを開発。日本には『ラグレイト』として逆輸入された。2005年に発表された現行の3代目モデルは、2008年に13万5493台、2009年に10万0133台を販売。米国市場におけるベストセラーミニバンに君臨している。

オデッセイコンセプトは、クオリティ、安全性、運転する楽しさ、燃費性能などをいっそう進化させて登場。ボディサイズは、全長5121×全幅1994×全高1735mm、ホイールベース3000mm。現行型との違いとして目を引くのは35mmワイドで25mm背が低くなったことで、ワイド&ローが際立つプロポーションとした。

特徴的なのはサイドのベルトラインで、ボディ後部には稲妻がモチーフに取り入れられた。力強く存在感のあるスタイルは、コンベンショナルなミニバンとの決別を宣言したものと受け取れる。ヘッドライトにはプロジェクタービーム、テールランプにはLEDが使用された。

エンジンなどのメカニズムに関しては公表されていないが、次期型の米国EPA(環境保護局)予想燃費は、市街地8.1km/リットル、高速11.9km/リットル。クラス最高レベルを標榜する。

次期オデッセイも引き続き、ホンダのアラバマ工場で生産。米国では今秋、2011年モデルとして販売がスタートする。米国ホンダのVicki Poponi副社長は、「次期オデッセイはさらにスタイリッシュになると同時に、顧客がミニバンに求める性能を高レベルで実現した」と自信たっぷりだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. ホンダ『プレリュード』新型、ホームページで先行公開…発売は9月
  3. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  4. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  5. ホンダ『N-ONE e:』の価格を予想、280万円台からか…実質ガソリンモデル並み?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る