「アリタリア・カラー」がスーパーバイクで復活 アプリリア

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
RSV4
RSV4 全 9 枚 拡大写真

イタリアの2輪メーカー、アプリリアは9日、2010年スーパーバイク世界選手権に参戦する『アプリリア・アリタリア・レーシングチーム』の概要を正式に発表した。

【画像全9枚】

会見はローマのフィウミチーノ国際空港で行なわれ、アリタリア航空のボディカラーをカウルに再現したマシーン、「RSV4」が公開された。

2010年シーズンのライダーは昨年に続くマックス・ビアッジと、今シーズンからアプリリア・チームに入ったレオン・キャミアー。2月28日のオーストラリア戦を皮切りに、4大陸・全13戦に挑む。

 アリタリア航空のアンドレア・ストルファ・マーケティング部長は、「両社の協調は、革新性・技術・世界に発信するイタリアらしさという共通項によって実現したもの」とコメントしている。

だが、今回のアプリリア-アリタリアには、さらなる背景がある。

2008年にイタリア政府は、経営不振が深刻化していたアリタリア航空を立て直すため、国内民間企業の出資による新会社を設立することを決めた。その新会社に出資して会長となったのは、アプリリアの親会社ピアッジョ(ピアジオ)を所有する著名実業家ロベルト・コラニンノ氏だった。

翌2009年、コラニンノ氏のもとでアリタリアは完全民営化を果たし、社名も「アリタリア-イタリア航空」に改称して再発足した。つまり、新アリタリアの“救世主”は、ピアッジョーアプリリアのオーナーだったのである。

1970年代にランチア・ラリーチームのスポンサーを務めたことがあるアリタリアとしては、今回は久々にメジャーなメーカーのスポーツチームとのコラボレーションとなる。

なお、オフシャルサイト内のプロモーション・ビデオではアリタリア操縦士の制服を着るビアッジも観ることができる。

http://www.it.aprilia.it/powernews/33131/aprilia-alitalia-sbkteam.aspx

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型取締機JMA-520/401に対応、セルスターが一体型コンパクトレーダー探知機「AR-225A」を発売
  2. 【スバル クロストレック S:HEV 新型試乗】ストロングハイブリッドになっちゃって大丈夫なの?…岩貞るみこ
  3. 「さよなら50cc」歴史に敬意を込めたホンダ公式「50ccバイク」ロゴTシャツ発売
  4. 【メルセデスベンツ GLCクーペ 新型試乗】最も売れたベンツ、その走りは「気持ちに訴えかける味わい」だった…島崎七生人
  5. 初公開「赤のS」と「白のGT」で『GSX-R』40周年を祝福! スズキ工場にファン集結、MotoGPマシン「最後の咆哮」も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る