反発はアメリカの嫉妬? 石原都知事、トヨタリコールで発言

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石原都知事
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「東京都知事に自動車のことを聞くな」と、記者を牽制しつつ、石原都知事の論評は止まらなかった。アメリカのトヨタ自動車に対する風向きのことだ。

「アメリカのメンタリティとして自分たちの作り出した自動車を日本に抜かれた、腹立たしい気分はあるだろうね。これがフォードやGMの問題だったら、ちょっとこんな騒ぎにはならなかった気がするけどね。アメリカはそういうところはしたたか、ずるいんですよ」

そう言って、石原氏が例に挙げたのは航空機産業のことだ。航空機の主要な部品は、日本製で占められているという。それでも、戦後、日本製航空機は、ほとんど商用化していない。

「アメリカは、日本の航空機産業が、絶対に復活することを許さない。第二次世界大戦で世界一の戦闘機を作ったのは日本だから。それでてこずったんだ。そういうトラウマがあるから、日本の航空機産業を、大統領府はぜったいに好まない」

米国内で広がる自動車産業、トヨタへの反発もそれに似ているというわけだ。

「省エネの時代にトヨタが『プリウス』という新しいメカニズムの自動車を作った。それは発展途上の技術だから瑕瑾(かきん。欠点)もあるでしょう。ただ、あれで大きな事故が起こった、死人が出たという例はないわけで、不具合、不安定化の事象でしょうね。それが針小棒大に喧伝されて、ここぞとばかりに日本を叩く」(石原氏)

そして、早口でまくし立てた石原氏の結論は、「日本人はあまりびくびく、びくびくしないほうがいい」。

はたして、豊田社長はアメリカの強まる反発の中で泰然自若としていられるだろうか。石原氏の言葉はどう受け止めるのだろうか。

《中島みなみ》

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