日産 サファリ 新型、中東市場重視の高級SUVへ

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パトロール
パトロール 全 12 枚 拡大写真

日産自動車は13日、アラブ首長国連邦において、新型『パトロール』(日本名:旧『サファリ』)を発表した。パワフルな5.6リットルV8(400ps、56.1kgm)を搭載し、高いオフロード性能も実現。トヨタ『ランドクルーザー200』が、最大のライバルだ。

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初代パトロールは、1951年登場。主に警察向けに開発されたジープタイプの4WD車だった。1980年に誕生した3代目から、日本では『サファリ』を名乗る。しかし、サファリは2007年6月をもって、国内販売を終了。現在は海外専用車のパトロールとして、日本から欧州や中東などへ輸出されている。

新型はパトロールとしては7代目となり、高級SUVにふさわしいクオリティと、中東などの市場で求められる高いオフロード性能を徹底追求。プラットフォーム、エンジン、4WDシステムなどを一新して誕生した。

先代よりも、さらに大型化したボディは、日産ブランドのフラッグシップSUVにふさわしい堂々の存在感。主に北米向けの日産SUVに共通するフロントグリルは、力強いイメージを放つ。

大型化したボディの効果で、室内のゆとりが向上。2列目シート足元の空間は、先代比で100mm以上拡大し、3列目も余裕が増した。レザーやポリッシュアルミ、ウッドをふんだんに使用。ヘッドレストに7インチモニターを組み込んだ後席用DVDエンターテインメントシステム、天井両サイドから冷風を吹き出す「カーテンベント」など、高級SUVらしい装備が満載だ。

エンジンは先代の4.8リットル直列6気筒から、新開発VK56VD型直噴5.6リットルV型8気筒「VVEL」に変更。このユニットは、新型インフィニティ『M56』(日本名:日産『フーガ』)用と基本的に共通だが、トルク重視のチューニングが施され、最大出力400ps、最大トルク56.1kgmを引き出す。トランスミッションは、7速ATを組み合わせる。

新開発の「オールモード4×4」は、「サンド」「オフロード」「スノー」「ロック」の4モードが切り替え可能。「ヒルスタートアシスト」「ヒルディセントコントロール」など、オフロード走行をサポートする先進技術が導入された。

日産初の「HBMC」(油圧ボディモーションコントロールシステム)は、車線変更やコーナリング時のロールを抑えつつ、舗装路では快適な乗り心地、砂漠などでは優れた安定性を発揮する装備。新開発の4輪独立サスペンションは、オン・オフ両ロードでのハンドリングとスタビリティを重視した設定だ。

日産は新型のメイン市場を中東に絞り込み、「ザ・ヒーロー・カムズ・ホーム」をキャッチフレーズに、拡販に乗り出した。日産の伏木チーフプロダクトスペシャリストは、「新型はパトロール伝統のオフロード性能を磨きつつ、豪華さ、室内の広さ、快適な乗り心地など、あらゆる面を進化させました」と、自信をのぞかせている。

《森脇稔》

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