プリウス、リコールはねのけ米ベストビークルオブザイヤーに

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プリウスがベストヴィークルオブザイヤーと、ベストエコフレンドリーの2冠を達成した
プリウスがベストヴィークルオブザイヤーと、ベストエコフレンドリーの2冠を達成した 全 12 枚 拡大写真

10日、アメリカの長寿自動車番組「モーターウィーク」が選ぶ「ドライバーズ・チョイス・アワード」は、今年の「ベスト・ビークル・オブ・ザ・イヤー」に2010年型のトヨタ『プリウス』を選定したことを発表した。

「モーターウィーク」は米公共放送PBSで毎週放送中の自動車番組。1981年にスタート以来四半世紀以上続いている長寿人気番組で、年間150台以上の車を番組内でテストドライブしている。83年からは毎年、その年に発売された新車の中から、各部門別に一台の「ドライバーズ・チョイス・アワード」と、全新車の中から最高の一台「ベスト・ビークル・オブ・ザ・イヤー」を選定してきた。

今回プリウスは年間で最高の一台として「ベスト・ビークル・オブ・ザ・イヤー」を受賞すると共に、「ベスト・エコ・フレンドリー」部門のダブル受賞を果した。

番組のホストであり、プロデューサーのジョン・デイビスは、「もし一家に一台しか所有出来ないのであれば、その一台は2010年型のプリウスだ。プリウスは印象的で、最先端のテクノロジー、高い効率と性能が詰まったパッケージングと真のアイコンスタイルを提供する一切妥協のない車だ」とコメント。

先にリコールとなったプリウスのブレーキ問題にも言及し、「我々は数か月に渡ってプリウスをテストドライブしており、通常我々が行う渋滞を含む高速走行、街中から山坂道での走行性能テストを行ってきたが、メカニカルトラブルに見舞われることは一切なかった。選定はプリウスのブレーキ問題が表面化する以前に行ったが、それを考慮してもなお、ベスト・ビークル・オブ・ザ・イヤーに値すると考えている」と加えた。

これまで多くの賞を獲得してきた歴代プリウスだが、米国で“トヨタ叩き”とすら思われる風潮が取りざたされる時だけに、このアワードは重く大きいのではないだろうか。

その他の部門別受賞車は下記の通り
ベストスモールカー:マツダ3(日本名:『アクセラ』)
ベストファミリーセダン:フォード・トーラス
ベストスポーツセダン:BMW3シリーズ
ベストラグジュアリーセダン:ビュイック・ラクロス
ベストコンバーチブル:日産370Zロードスター(日本名:フェアレディZロードスター)
ベストスモールユーティリティ:シボレー・エキノックス
ベストラージユーティリティ:ホンダ・パイロット
ベストピックアップトラック:ラム
ベストスポーツクーペ:シボレー・カマロ
ベストパフォーマンスカー:アウディS4
ベストエコフレンドリー:トヨタ・プリウス
ベストドリームマシーン(2台):アウディR8 5.2FSIクワトロ/メルセデスベンツSLS AMG

《ケニー中嶋》

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