【BMW グランツーリスモ 発表】何にも似てない特別感

自動車 ニューモデル 新型車
5シリーズ グランツーリスモ
5シリーズ グランツーリスモ 全 10 枚 拡大写真

BMWは、昨年11月末より予約を開始した『5シリーズグランツーリスモ』の販売を1月より開始している。同社関係者は「1000台、2000台と売れるタイプの車ではない」としながらも「ディーラーに供給したデモカーまですぐに売れてしまう」と好調ぶりを語る。

画像10枚:BMW 5シリーズグランツーリスモ

5シリーズグランツーリスモは、名前こそ「5シリーズ」としながらも1クラス上の『7シリーズ』のシャシーを採用し、居住空間を大幅に高めたラグジュアリーカー。後部を2段階に開閉可能なハッチバックとすることで、これまでにない新たなクルマを作り上げた。「セダンでもワゴンでもSUVでもなく、グランツーリスモという新たなジャンルのクルマです」と同社は語る。

グランツーリスモを選ぶ人の傾向として、やはり「何にも似ていない特別感」を挙げる人が多いのだと言う。職業で言うと、建築家やデザイナー、自営業オーナーなど、人とは違う個性的なクルマに乗りたい、という層がメインターゲットだとしている。また、7シリーズ同様のゆとりある後席と走り、高級感あるインテリア、広い荷室を備えることから、ショーファーカーとしての需要もあるという。

個性的なクルマであるがゆえ、既存モデルからの乗り換えは「あまり期待していない」ようで「これまでBMWを選ばなかった新規顧客を獲得したい」(同)としている。

ラインナップは3.0リットル直6の「535iグランツーリスモ」と、4.4リットルV8の「550iグランツーリスモ」の2種類。販売台数の内訳は「535iが7 - 8割だろう。性能としては3.0リットルで十分。エコ志向の高まりからより小型のエンジンを選ぶ傾向がある」として、高級ラグジュアリーセグメントにもダウンサイジング化の波が押し寄せつつあると語った。

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  3. マツダ、クーペコンセプトと新型『CX-5』初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. レクサス『IS』改良新型、新フェイスの実車を初公開…米国仕様は「F SPORT」のみ
  5. ホンダ『CR-V』にハイブリッド、日本発売に先駆けプロトタイプ公開へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る