ダイムラーは12日、メルセデスベンツのブラジル工場のエンジン累計生産台数が、250万ユニットに到達したと発表した。生産開始から53年で達成した偉大な記録だ。
メルセデスベンツのブラジル工場は、1956年に稼動。主に商用車用のディーゼルエンジンを生産している。当初は、「OM321」「OM326」「OM324」型を製造していたが、1969年に直噴エンジンの「OM352」型がラインオフ。1985年には天然ガス対応の「M352G」型に進化した。1998年からは初の電子制御インジェクション仕様、「OM457LA」型を生産している。
ブラジル工場製のエンジンは、トラック約120万台、バス約54万台に搭載。また、アルゼンチンで生産されるメルセデスベンツの商用車、『スプリンターバン』にも採用される。
メルセデスベンツ・ブラジルのJurgen Ziegler社長は、「53年に渡るノウハウが、すべての製品に生かされている。我々の顧客は、燃費、クオリティ、性能、耐久性を高く評価してくれている」とコメントしている。