【ジュネーブモーターショー10】ベントレー コンチネンタルSS にコンバーチブル

自動車 ニューモデル モーターショー
コンチネンタルSSコンバーチブル
コンチネンタルSSコンバーチブル 全 10 枚 拡大写真

ベントレーは16日、『コンチネンタルスーパースポーツ』に「コンバーチブル」を追加した。0-100km/h加速4.2秒、最高速325km/hという速さを持つ4シーターオープンカーでありながら、E85バイオ燃料に対応している。

コンチネンタルSSコンバーチブルは、3月2日に開幕するジュネーブモーターショーで国際披露。ベントレーは、「2011年モデルのコンチネンタルシリーズは、全車がE85バイオ燃料に対応」とアピールしている。

ベントレーは2008年のジュネーブモーターショーで、環境性能の強化を宣言。2012年までに全車をバイオ燃料対応車とするプランを明らかにした。その先陣を切って、2009年のジュネーブでは、コンチネンタルスーパースポーツ(コンチネンタルSS)がデビューを飾った。

2010年のジュネーブでは、そのオープン版のコンバーチブルを公開。エンジンはクーペ版のコンチネンタルSSと共通で、6.0リットルW12ツインターボは、最大出力630ps/6000rpm、最大トルク81.6kgm/1700 - 5000rpmを発生する。

トランスミッションは、ZF製の6速AT「クイックシフト」。シフトチェンジの時間を50%短縮するとともに、シフトダウン時は6速から4速など、1段飛ばしの変速が可能で、回転を合わせるレブマッチング機能も組み込まれる。駆動方式はフルタイム4WDで、前後トルク配分は40対60が基本。カーボンセラミックブレーキや強化サスペンション、専用ESPも装備された。

コンチネンタルSSコンバーチブルは、0-100km/h加速4.2秒、最高速325km/hの優れた性能をマーク。ベントレーの約90年の歴史において、最強、最速のパフォーマンスを誇るクーペバージョンの3.9秒、329km/hと比較しても、遜色ないパフォーマンスを実現した。ベントレーは、「世界最速の4シーターオープンカー」と胸を張る。

これだけの高性能でありながら、クーペ同様、燃料はガソリンだけでなく、E85バイオ燃料にも対応。E85燃料は、ガソリン85%に植物由来のバイオエタノール15%を混合した燃料を指し、CO2排出量を最大70%低減できるという。

外観はクーペと同じく、ボンネットのツインスクープやバンパーの大型エアインテークが特徴。リアフェンダーは50mm拡幅され、275/35ZR20サイズのピレリPゼロUHP(ウルトラ・ハイ・パフォーマンス)が収まる。グリルやアルミホイール、ヘッドランプやウインドウ回りは、ダークスモークメッキで仕上げられた。

室内はクーペの2シーターに対して、コンバーチブルでは4シーターとなるのが大きな違い。レザー&アルカンターラ内装、軽量なカーボン製スポーツシート、カーボンパネルなどに、ベントレーのクラフトマンシップがふんだんに注入されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る