住友ゴムの国内子会社2社、完全ゼロエミッションを達成

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中田エンヂニアリング(兵庫県神戸市)
中田エンヂニアリング(兵庫県神戸市) 全 2 枚 拡大写真

住友ゴム工業は18日、グループでゴム製品製造機械、ライン設備の設計・製造・販売を行う中田エンヂニアリングと更生タイヤを製造するダンロップリトレッドサービスが、1月に完全ゼロエミッションを達成したことを明らかにした。

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中田エンヂニアリングは、2004年にISO14001認証を取得した後、ゼロエミッション達成に向けて活動を開始した。各部署で発生するゴミは分別して敷地内に設けたゴミステーションに集め、最終的に敷地の外に出る前に毎朝ゴミステーションのチェックを行うなどの対策を重ねてきた。2006年に直接埋立廃棄物の量を全廃棄物発生量の1%未満とするゼロエミッションを達成し、その後、押出機耐圧テストや開発で使用した後のくずゴムの処置先の選定、各種容器の選別により再資源化が可能となり、今回、完全ゼロエミッションを達成した。

ダンロップリトレッドサービスは2006年初めに「廃棄物分別回収」を宣言、ゼロエミッションの達成に向けて活動を開始した。まず更生タイヤの製造工程で発生する廃棄物を5種類に分類し分別回収を実施したり、リサイクルに関する再教育や処理ルールの再検討などを行い、分別回収が徹底できるようになった。廃棄物の粉砕処理などを加えてサーマルリサイクルできるルートに乗せ、埋め立てすることなく、熱源としても有効活用してきた。2006年後半にゼロエミッションを達成した後、蛍光灯などの処理を含め各種部品を分解するなどして再資源化し、今回、完全ゼロエミッションを達成した。

《レスポンス編集部》

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