三菱重工、中国でゴムタイヤ機械を現地生産

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三菱重工業は18日、中国でゴムタイヤ機械の現地生産に乗り出すと発表した。世界の有力タイヤメーカーが相次いで中国に進出しているのに対応する。

100%出資の新会社「常熟菱重機械」を江蘇省に設立し、設備導入を進め、3月から生産を開始する。資本金は4億5000万円で、江蘇省常熟市の東南経済開発区に、新工場となる面積約5000平方mの建屋を確保している。スタート時の従業員は64人体制で、初代社長には三菱重工の機械・鉄構事業本部機械事業部ゴムタイヤ機械部の木村稔氏が就任した。

生産・組立は、広島市西区の機械事業部から主要部品の提供を受けてスタートするが、現地サプライヤーの開拓と育成によるサプライチェーンを構築していく。生産規模は初年度約40台、3年後に約160台を計画している。

これに伴って日本国内の生産拠点は技術開発センターとしての機能を強化するとともに、ハイエンド機種や大型建設車両用タイヤなど国内顧客向け生産にシフトしていく。

中国は自動車市場が急成長しているのに伴ってタイヤの需要も急増しており、2010年には米国を超えて世界最大のタイヤ市場となる見通し。ゴムタイヤ機械で製造する高性能タイヤへの需要も高まっていることから、生産拠点を設立して事業を強化していく。

《レスポンス編集部》

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