ヒュンダイは17日、3月31日に開幕するニューヨークモーターショーにおいて、『ソナタ』のハイブリッド仕様を初公開すると宣言した。
ヒュンダイは2009年12月、ロサンゼルスモーターショーにおいて、新型『ソナタ』を発表。米国アラバマ工場で現地生産され、トヨタ『カムリ』、ホンダ『アコード』、日産『アルティマ』、シボレー『マリブ』、フォード『フュージョン』などのミッドサイズセダンに対抗する。
初代ソナタは1985年にデビュー。使い勝手に優れるミドルクラスセダンは韓国で大ヒットし、一躍ベストセラーになった。新型は6代目に当たり、2009年9月に韓国で初公開。昨年12月には、メイン市場の米国でも新型が披露された。
外観はヒュンダイの最新デザイン言語、「流れるような彫刻」をテーマに設計。ボリューム感を持たせた面構成と4ドアクーペ風のエモーショナルなフォルムが特徴だ。ボディサイズは、全長4820×全幅1835×全高1470mm、ホイールベース2795mm。室内はクラストップレベルの質感とクラス最大級の室内空間も追求し、安全面では6エアバッグやESCを全グレードに標準装備する。
北米仕様のエンジンは、直噴2.4リットル直列4気筒「GDI」で、最大出力198ps/6300rpm、最大トルク25.4kgm/4250rpmを発生。トランスミッションは6速ATで、米国EPA(環境保護局)燃費は、市街地9.78km/リットル、高速14.88km/リットルだ。前述の直4エンジン搭載のライバル5車中、最もパワフルでありながら、最高の燃費性能を実現する。
米国向けのソナタは、アラバマ工場で2009年12月後半から生産され、2010年1月に米国発売。価格は1万9916ドル(約180万円)からと、コストパフォーマンスは高い。
17日、ヒュンダイの商品企画チーフ、スコット・マーガソン氏は、ヒュンダイUSAの公式Twitterページにおいて、「ニューヨークモーターショーで、ソナタハイブリッドを発表する」と宣言。さらに、「ターボモデルも同時発表する」ことを明らかにした。
ハイブリッドシステムの内容は、現時点では不明。ヒュンダイは2011年、全世界で45万台のソナタを販売する計画だけに、ハイブリッドとターボの追加によって、目標達成を狙うようだ。