【メルセデスベンツ E350ブルーテック 発表】新型ディーゼルは100%免税

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24日、東京国際フォーラムで行われたE350ブルーテック&Eクラスワゴン発表会
24日、東京国際フォーラムで行われたE350ブルーテック&Eクラスワゴン発表会 全 6 枚 拡大写真

メルセデスベンツ日本は24日、同社の主力である『Eクラス』に最新のクリーンディーゼルエンジンを搭載した『E350ブルーテック』を追加し、同日より販売を開始した。輸入車で初めてクリーンディーゼルとしてエコカー免税の対象となったほか、新車購入補助金にも適合した。

E350ブルーテックは、セダンと、同日に発表となったステーションワゴンに設定される。3リットルV6直噴ターボディーゼルエンジンを搭載し、最高出力211ps、最大トルク540Nmと、5リットルクラスのガソリンエンジンと同等の動力性能と静粛性、2リットルクラスガソリンエンジン並みの燃費経済性を持つ。10・15モード燃費はセダンが13.2km/リットル、ステーションワゴンが13.4km/リットルを実現した。

最新の排出ガス処理システム「BlueTEC(ブルーテック)」を採用し、有害な窒素酸化物(NOx)を従来のE320CDI比で約69%低減、粒子状物質約21%低減、燃焼効率の向上によりCO2を約7.2%低減している。

平成17年度燃費基準+20%達成、平成27年度燃費基準もクリアし、輸入車として初めてクリーンディーゼルエコカー免税対象車に認定された。これにより、ハイブリッド車や電気自動車と同様に自動車取得税、重量税が100%免税となる。さらに新車購入補助金にも適合し、セダンで約67万円の優遇措置を受けることができる。

メルセデスベンツは1936年に世界で初めてディーゼルエンジン乗用車を発売して以来、ディーゼルエンジン技術の向上に積極的に取り組んできた。ガソリンと比べ安価な軽油を使用することなどからも燃費経済性が高く、またCO2排出量も低減させることができるとして、同社ではハイブリッドや電気自動車と並び、将来を担う重要なエコカーとして位置づけている。主力車種のEクラスにクリーンディーゼルを設定することでより多くのユーザーにアピールし、低炭素化社会実現に向け先導者となることを目指す。

価格は「E350ブルーテック・アバンギャルド」が798万円。「E350ブルーテックステーションワゴン・アバンギャルド」が833万円。ガソリンエンジンモデルの「E350アバンギャルド」(3.5リットルV6)と比べても約50万円安い戦略的な価格設定としている。

《宮崎壮人》

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