ブリヂストンは25日、タイでの子会社であるタイブリヂストンが、タイ国内に「ブリヂストンバンダグリトレッドセンター(BBRC)」を設立し、開所式を行った。
BBRCは、アジア地域でリトレッドビジネスの展開を加速するために設立。施設では、製造設備でバンダグ方式のリトレッドタイヤを生産するほか、トラック・バス用タイヤの顧客向けに、バンダグ方式のリトレッドタイヤを活用したソリューション・ビジネスを提案する。具体的には、新品タイヤとリトレッドタイヤ、タイヤメンテナンスサービスを組み合わせて提供するもので、顧客事業者の環境経営や、タイヤに関するトータルコストの削減に貢献していく。
このほか、リトレッドショップの直営店やフランチャイズ契約店を対象に、バンダグ方式のリトレッドタイヤ製造やソリューション・ビジネスの研修を行う。
ブリヂストングループは、アジアでのリトレッドビジネスが発展すると見込んでおり、普及するための環境を整備していく。今年11月操業開始予定でタイでリトレッド部材工場の建設も進めており、ソリューション・ビジネスのアジア地域での拡大を図る。