22日深夜、岐阜県羽島市内の県道で、頭から血を流した高齢の男性が路上に倒れているのを通行人が発見。警察に通報した。男性は収容先の病院で死亡。警察は死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。翌23日に同市内に住む23歳の男を逮捕している。
岐阜県警・岐阜羽島署によると、警察が事故発生を認知したのは22日の午後11時50分ごろ。羽島市正木町三ツ柳(N35.18.37.8/E136.43.53.5)の県道で、頭から血を流した高齢男性が倒れているのを通行人が発見。警察に届け出た。
男性は全身を強打。近くの病院に収容されたが、まもなく死亡した。後の調べで愛知県一宮市内に在住する82歳の男性と確認されている。
現場近くには後部が破壊した自転車が倒れており、警察では男性が自転車に乗車中に追突被害に遭い、路上に倒れこんだところをひき逃げされたものと判断。死亡ひき逃げ事件として捜査を開始した。
現場から採取した破片を分析した結果、早々に車種を特定。付近で車当たり捜査を実施したところ、容疑車両と同じクルマを所有する23歳の男が捜査線上に浮上。任意で事情を聞いていたところ、容疑を大筋で認めたことから自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。
現場は片側1車線の直線区間。調べに対して男は「ひいたのはわかったので、怖くなって逃げた」などと供述しているようだ。