[動画]ポルシェ カイエン 新型…進化したパフォーマンスを見る

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カイエンの各グレードの走行シーンを紹介したPR画像
カイエンの各グレードの走行シーンを紹介したPR画像 全 6 枚 拡大写真

ポルシェは25日、新型『カイエン』を発表した。動画共有サイトでは、各グレードの走行シーンを紹介したPR映像が公開されている。

新型カイエンは先代のイメージを継承しながら、さらにスポーティ&エレガントなデザインを採用。全長は48mm長くなり、ホイールベースは40mm延長された。ヘッドランプは『パナメーラ』にも通じる形状。先代から大きく変わったのはリアスタイルで、横型デザインのテールランプが目を引く。

新型の話題が、ポルシェ初の量産ハイブリッドである、「カイエンS ハイブリッド」の設定だ。フォルクスワーゲン『トゥアレグ ハイブリッド』と同じ、パラレル式フルハイブリッドシステムを搭載する。

ガソリンエンジンは、アウディ『S4』用の直噴3.0リットルV型6気筒スーパーチャージャー(333ps)。モーター(47ps)との組み合わせにより、最大出力380ps、最大トルク59.1kgmを発生する。走行状況に応じて、モーター単独、エンジン単独、モーター+エンジンと駆動モードを切り替え。モーターがエンジンをアシストするフル加速状態では、V型8気筒ガソリンエンジンを積む「カイエンS」に匹敵する性能を見せる。

最高速60km/hまでなら、モーター単独で数km程度、ゼロエミッション走行が可能。欧州複合モード燃費は12.2km/リットル、CO2排出量は現行ポルシェのラインナップで最も少ない193g/kmとした。

ハイブリッド以外では、「カイエンターボ」「カイエンS」「カイエン」「カイエンディーゼル」の4グレードを用意。「ポルシェインテリジェントパフォーマンス」の考え方に基づき、燃費は先代比で最大23%引き上げられた。ワイドレシオ化された新開発8速「ティプトロニックS」、アイドリングストップ機能、エネルギー回生システム、可変エンジンカットオフ、軽量ボディ構造などが、燃費の向上に貢献。「アクティブ4WDシステム」も見直され、カイエンSで180kgもの軽量化を達成している。

トップグレードのカイエンターボは、4.8リットルV型8気筒ツインターボ(500 ps)を搭載。欧州複合モード燃費は8.7km/リットルと、先代比で23%改善した。カイエンSは、NAの4.8リットルV型8気筒を搭載。最大出力を先代の385psから400psへ15ps高めつつ、欧州複合モード燃費は23%改善し、9.52km/リットルを実現する。ベースグレードのカイエンは、3.6リットルV型6気筒エンジン(300 ps)を積む。欧州複合モード燃費は20%以上改善し、10.87km/リットルを達成した。

欧州向けのカイエンディーゼルは、3.0リットルV型6気筒ターボディーゼルを搭載。最大出力240ps、最大トルク56.1kgmという力強さと、欧州複合モード燃費13.51km/リットル、CO2排出量195g/kmという環境性能を両立する。

新型カイエンは3月5日から、ハイブリッドを除いて、日本での受注をスタート。価格はカイエが748 - 795万円、カイエンSが1030万円、カイエンターボが1538万円だ。カイエンSハイブリッドの受注開始時期と価格は、現時点では未定。各グレードのパフォーマンスを紹介した映像は、動画共有サイトで見ることができる。

《森脇稔》

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