【東京マラソン2010】屋形船を無料運航、ランナー応援

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東京マラソン開催日の28日、屋形船東京都協同組合(台東区。小松屋・佐藤努理事長)は、屋形船で観客をフィニッシュ会場近くの東京ビッグサイト桟橋まで観客を運ぶ無料企画を実施する。

隅田川から東京湾へ下る屋形船の乗り方は2種類ある。浅草橋から東京ビッグサイト桟橋(有明小型船乗り場)へ行くコースは、午後10時から午後3時まで、毎時0分出発で6便。浜町防災桟橋からビッグサイト桟橋へ向かうコースは、午前11と午後1時に同じ0分で2便を運航する。全部で8便、この日だけの企画だ。一度の定員は先着60人。出発場所には背中に「YAKATABUNE」のロゴ入りジャケットを着た組合員が待機している。

屋形船東京都協同組合は、隅田川沿いの35の船宿が加盟する。お花見や花火大会などのシーズンをはじめ、通常の船遊びは2時間から3時間の食事込みで東京湾の周遊ができる。しかし、東京マラソン当日の無料運航は、ビックサイト桟橋までの約40分の片道コース。ビッグサイトで下船しないで、浅草橋の戻りを希望する乗客のみ、そのまま往復乗船できる。

屋形船には手洗いや調理スペースもあり、畳敷きであるなどその居住性のよさが見込まれ、非常時は災害支援に利用される。同組合は、日本赤十字と東京消防庁の2者と災害時の協定を結び、屋形船を役立てる。

東京マラソン当日の無料運航は、こうした搬送の訓練に役立つことから、同組合が昨年から始めた。「昨年は組合のホームページで告知しただけだったのですが、今年は東京マラソンの事務局にお知らせしたこともあり、多くの問い合わせをいただいております」(同組合担当者)。

交通規制が多く混雑する陸路を避け、水路でランナーを見上げながら、もうひとつの東京マラソン応援を味わってみてはいかがだろう。

《中島みなみ》

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