【ジュネーブモーターショー10】アルファロメオ、6速デュアルクラッチを MiTo に搭載

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アルファロメオ MiTo
アルファロメオ MiTo 全 4 枚 拡大写真

アルファロメオは、2日に開幕するジュネーブモーターショーにおいて、ブランド初のデュアルクラッチトランスミッション、「アルファTCT」を公開する。採用される車は、『MiTo』だ。

画像4枚:アルファロメオMiToのアルファTCT+マルチエアエンジン

アルファTCTは、フォルクスワーゲンが2003年に実用化した「DSG」と同様の、デュアルクラッチトランスミッション。DSGは走行中、片方のギアセットにトルクを伝達しつつ、もう一方のギアセットにも、あらかじめギアを締結。常に次のギアをスタンバイしているのが特徴だ。シフトチェンジの際、片方のクラッチが離れた瞬間に、もう一方のクラッチが重なるように接続。シフトチェンジに要する時間は、わずか0.03 - 0.04秒で、切れ目のないスムーズな加速を実現する。

アルファTCTは、FPT(フィアット・パワートレーン・テクノロジー)が開発。6速タイプの乾式クラッチを使用する。パワーの伝達ロスをほとんどなくすとともに、アイドリングストップの効果も手伝って、通常のトルクコンバーター式ATに対して、燃費は最大15%アップ。ギアボックスの制御や構造、アクチュエーターには、23の特許技術が応用されているという。

このアルファTCTは今春、MiToの1.4リットル直列4気筒ガソリンターボ、「マルチエア」(135ps)に搭載されて欧州市場へ投入。オプションでパドルシフトも用意される。アルファロメオはコンパクトなTCTのメリットを生かし、他車への拡大展開も計画中だ。

《森脇稔》

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