メルセデスベンツ日本は2日、マクラーレンとの共同開発によるスーパースポーツカー、メルセデスベンツ『SLRマクラーレン』シリーズの最終モデル「SLRスターリングモス」の販売を開始した。世界限定75台で、日本国内では限定2台を発売する。
SLRスターリングモスは、マクラーレン・メルセデスのF1で培った最先端技術を結集して開発したSLRマクラーレンをベースに、1955年の「300SLR」レーシングカーのデザインモチーフを随所に採り入れたボディラインをとした。室内と車外を隔てるルーフ、サイドウインドウもフロントスクリーンを省くとともに、シートの後方にはボディと一体化したエアロダイナミックロールバーを備える。
ボディと同色のインストルメントパネルは、長いボンネットのエッジと滑らかに結合、カーボンファイバー、アルミニウムといったハイテク素材とレッドステッチを施した上質なセミアニリンレザーシートを採用する。
最高出力650PSを発生する5.5リットルV8スーパーチャージャー付エンジンを搭載し、0-100km/h加速は3.5秒以下、最高速度は350km/hとシリーズ生産されるオープントップモデルとして世界トップレベルの走行性能を発揮する。
日本に導入される2台のSLRスターリングモスのうち、1台は往年の300SLRを彷彿とさせる「クリスタルラウライトシルバー」、もう1台は世界で唯一となる「クリスタルカシタライトブラック」の外装色を採用する。
購入者には、専用のレザーキャップとゴーグル、スターリング・モスとダイムラーAGのディーター・ツェッチェCEOの直筆サイン入りサーティフィケーションシートが贈られる。
価格は1億1000万円。