【ジュネーブモーターショー10】キアの小型MPV、ヴェンガ にEVコンセプト

自動車 ニューモデル モーターショー
キア・ヴェンガEV
キア・ヴェンガEV 全 7 枚 拡大写真

キアは2日、ジュネーブモーターショーにおいて、『ヴェンガEVコンセプト』を披露した。小型MPVの『ヴェンガ』をベースに開発され、キアにとって、初のEVとなる。

ヴェンガは、09年9月のフランクフルトモーターショーでデビュー。欧州Bセグメントに属する小型MPVだ。今年頭から欧州市場へ投入され、現地ではシトロエン『C3ピカソ』やオペル『メリーバ』などがライバルとなる。

ヴェンガの全長は4068mmと、フォルクスワーゲン『ゴルフ』の4200mmよりも132mmコンパクト。全高は1600mmと高めに取られ、ホイールベースも2615mmを確保した。その結果、Bセグメントに属する取り回しの良さを維持しながら、Cセグメントに匹敵する室内空間を実現している。

キアは、そのEVコンセプトを初公開。エンジンの代わりに搭載されるモーターは、最大出力108ps、最大トルク28.5kgmを発生する。2次電池は、蓄電容量24kWhのリチウムイオンポリマーバッテリーで、荷室床下に2個レイアウト。駆動方式はFFだ。

0-100km/h加速は11.8秒、最高速は140km/h。最大航続距離は180km/hを確保した。バッテリーの充電は、急速チャージャーを使用すれば、80%の容量なら20分以内でOK。フル充電には8時間を要する。

キアは、ヴェンガEVの市販計画を公表していない。同社初のEVだけに、今後も研究開発を続行していくものと思われる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  4. 旧型Z34『フェアレディZ』用車高調がリニューアル、ブリッツ「DAMPER ZZ-R」シリーズがDSC Plusに対応
  5. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る