【ジュネーブモーターショー10】セアト初のEVコンセプト、IBE は小型スポーツクーペを提案

自動車 ニューモデル モーターショー
セアト IBE
セアト IBE 全 9 枚 拡大写真

フォルクスワーゲングループでスペインに本拠を置くセアトは2日、ジュネーブモーターショーにおいて、コンセプトカーの『IBE』を公開した。セアト初のEVは、メインターゲットの顧客層に向けた小型スポーツクーペの提案だ。

セアトは現在、若い顧客へのアピールを強める戦略を取っている。このIBEも、若い都市生活者をターゲットにしたEVだ。そのデザインには、次世代セアト車のヒントが込められているという。

IBEは、2ドア・2+2のスポーツクーペ。ボディサイズは全長3780×全幅1800×全高1220mmで、全長はセアトの主力ハッチバック、『イビーサ』よりも250mmも短い。ショートボディでありながら、ロー&ワイドが強調されたフォルムだ。ヘッドランプやテールランプは、フルLED化。19インチアルミホイールに低転がり抵抗タイヤを組み合わせる。

モーターは、最大出力102ps、最大トルク20.4kgmを発生。リアに置かれる2次電池は、蓄電容量18kWhのリチウムイオンバッテリーだ。車両重量は1000kgと軽量な効果もあり、IBEは0-100km/h加速9.4秒、最高速160km/hの性能を発揮する。

セアトのJames Muir社長は、「燃費性能の優れるエコモーティブシリーズに続いて、EVやプラグインハイブリッド車の開発を強化する」と宣言。フォルクスワーゲングループの一員として、環境対応車の開発を重視する方針を示している。

《森脇稔》

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