シトロエンとGQ誌がコラボ、コンセプトカー誕生

自動車 ニューモデル 新型車
GQ byシトロエン
GQ byシトロエン 全 11 枚 拡大写真

シトロエンと有名男性誌『GQ』の英国版は5日、コンセプトカー『GQ byシトロエン』を発表した。『GQ』の読者層に似合う、プラグインハイブリッドのGTクーペを提案する。

画像11枚:GQ byシトロエン

『GQ』誌はイギリス、アメリカ、イタリア、ドイツ、韓国、ロシア、台湾、スペイン、そして日本と、世界各国で発行されている有名男性誌。その英国版編集部とシトロエンがコラボレーションして製作されたのが、GQ byシトロエンだ。2008年10月のパリモーターショーでベールを脱いだ『GT byシトロエン』を連想させるネーミングである。

シトロエンからは、チーフデザイナーのMark Lloyd氏が参加。同氏の最新作は、シトロエン『DS3』である。『GQ』の編集者、Dylan Jones氏と議論を重ねながら、『GQ』のメイン読者層である若手ビジネスマンに受け入れられそうなGTクーペを提案した。

そのスタイリングは、非常にスポーティかつエレガントなもの。グラマラスなフェンダーや小さなウインドウグラフィックスが目を引く。ルーフからリアエンドにかけての処理も個性的だ。2ドアクーペに見えるが、実は小さなリアドアが設けられており、4ドアクーペに仕上げられている。

インテリアはエクステリアとの調和が図られ、ステアリングホイールやシートには、赤をアクセントに使用。各種操作系は、コクピット周辺に集中レイアウトされる。シルバーのパネルが、ドライバーを包み込むように配されるのが特徴だ。

パワートレーンは、スポーティなルックスにふさわしい内容。直噴1.6リットル直列4気筒ガソリンエンジンに、モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを搭載する。0-96km/h加速は4.5秒、最高速は250km/h(リミッター作動)とパフォーマンスは一級。それでいて、CO2排出量は80g/kmに抑えられた。

シトロエンのチーフデザイナー、Mark Lloyd氏は、「この車はスポーツカーではない。長距離ドライブを快適に楽しむグランドツアラー(GT)である」と、そのコンセプトを説明している。

GQ byシトロエンの市販計画はない。『GQ』誌のためだけに製作されたワンオフモデルということだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. コンパクトカーやミニバンにも対応! ソフト99の布製タイヤチェーン「モビルシュシュ」普通車サイズを拡充
  2. “変な”ジャパンモビリティショー2025、失望と希望…海外報道
  3. 『ハイエース』ベースのキャンピングカー「ネクストアーク」、398万円で限定5台販売へ…お台場キャンピングカーフェア2025
  4. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…土曜ニュースランキング
  5. 初代『セリカ』が創刊号、全長20cmの1/18スケール国産名車コレクション…アシェットが2026年1月発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る