ヤマハ発動機は5日、船外機の累計生産台数が900万台に達したと発表した。
同社は1960年7月に船外機第1号となる『P7』(7馬力)を生産して以来、1996年3月に累計生産台数500万台、2006年10月に800万台を達成、それから約3年4か月の間に100万台を生産し、累計900万台となった。
船舶の動力源であるマリン専用エンジンは、船外機、船内外機、船内機の3種類があり、ヤマハ発動機では、プレジャーボート、和船など小型船舶向けの船外機を主に生産・販売している。マリンエンジン事業に占める船外機の割合は90%を超えている。同社の船外機は、独自の小型エンジン技術をベースに、高性能・軽量・コンパクトをコンセプトとし、4ストロークモデルは2馬力から350馬力まで、2ストロークモデルは2馬力から300馬力までの製品をラインナップしている。
船外機の製造は、袋井南工場、グループ会社のヤマハ熊本プロダクツ(熊本県八代市)、フランスのMBKインダストリーで行っており、2009年の生産台数は約18万台だった。