GMオブカナダは1日、「2010バンクーバー冬季オリンピック」に提供したオフィシャル車両を、一般ユーザーに売却すると発表した。
GMはバンクーバーオリンピックの公式スポンサー。選手や大会関係者の移動用に、合計4600台を提供していた。そのうち、燃料電池車や市販前のプラグインハイブリッド車、シボレー『ボルト』を除く車両を、一般ユーザーに売却。「シボレー」「ビュイック」「GMC」「キャデラック」の主力車種がそろう。
例えば、シボレーからは『エクイノックス』『マリブ』『インパラ』『トラバース』『サバーバン』『タホ』、ビュイックからは『ルセーン』『エンクレイブ』、GMCからは『アカディア』『テレーン』『ユーコン』『ユーコン XL』、キャデラックからは『DTS』『CTS』『エスカレード』『SRX』が用意される。
これらのオリンピック用車両は、ボディサイドに専用デカールを装着。また、一度使用した車両ということで、新車価格よりも魅力的なプライスで販売される。カナダのGM販売店、スコーミッシュでは3月半ばから予約注文を受け付け、その他のエリアでは、オークション方式で販売するという。
また、GMは現在開催中の「2010バンクーバー冬季パラリンピック」に、1700台の車両を提供。こちらは4月から、一般ユーザーへの販売を開始する計画だ。
GMオブカナダのバンクーバーオリンピックパートナーシップ担当、トム・ローリー氏は、「バンクーバー五輪仕様の特別なGM車は、顧客にとってオリンピックイヤーの大きな記念になるはず」と、PRしている。