日本精工、ナット冷却ボールねじを商品化

自動車 ビジネス 企業動向

日本精工は、工作機械の高速・高精度化の進展に対応するため、ナット部に冷却機構を設けた「ナット冷却ボールねじ」を商品化した。

新製品は5月に販売開始し、ラインナップを拡大して2012年に10億円の売上を目指す。

ナットを冷却すると、その収縮によって予圧荷重が増加することがあり、これに伴いボールねじの予圧トルクの増大や寿命が低下する。新製品は予圧荷重変動を解析し、ナットを冷却しても予圧荷重が増加しない予圧形式を採用した。

また、冷却構造として、ナット内に設けた貫通穴に冷却液を流す方式を設計した。これにより、ねじ軸の中空穴加工に比べ大幅なコスト削減が可能となる。従来品とナット外径寸法が変わらないため、置換えが可能。また、ナットフランジ外周に設置した給排油穴に配管を接続するだけで、冷却液の供給を簡便に行うことができる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  2. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  3. バイクの外観を損ねない!超強力マグネットのスマホホルダー「フリークマウント2.0」に新色5色
  4. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  5. アプリリア、“鈴鹿未体験”のオールイタリアンチームで3年ぶりの8耐表彰台
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る