ダイムラー、インド・タタ株をすべて売却…資本提携は解消

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ダイムラーは9日、保有するインド・タタモーターズの株式5.34%を、すべて売却したと発表した。両社の資本提携は解消されたことになる。

ダイムラーは1954年、タタモーターズと資本提携を締結。この提携は1969年にいったん解消されるが、ダイムラーはインド市場への本格進出を目的に、90年代後半、再びタタと資本提携。タタの全株式の5.34%を保有していた。

今回、ダイムラーはメルセデスベンツブランドの乗用車と、傘下のFUSOブランドのトラックを中心に、独自展開中のインド事業が軌道に乗ってきたため、「タタとの提携のメリットは少ない」と判断し、資本提携解消に踏み切った。

タタの株式は、業績好調を反映して値上がりを続けており、ダイムラーはタタ株の売却により、3億ユーロ(約367億円)を手にした。売却先は公表されていないが、タタグループの関連会社や米シティグループが中心と見られる。

ダイムラーの2009年12月期決算は、販売減少の影響を受けて、8年ぶりの赤字に転落。タタ株売却で得た3億ユーロ(約367億円)の資金は、環境対応車などの開発へ有効活用されるもようだ。

《森脇稔》

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