男子禁制のラリー ダチア ダスター 新型が参戦へ

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ダスター 全 7 枚 拡大写真

ルノーは9日、ダチアブランドの新型SUV、『ダスター』で、15日から開催される「ラリー・アイシャ・デ・ガゼル」に出走すると発表した。モロッコ名物のこのラリー、参加者は女性限定だ。

新型ダスターは、ダチアブランドの6番目の車種として、2009年12月に発表。ダチアとしては、初のSUVだ。ルーマニアで生産され、欧州だけでなく、ロシアや南米、アフリカなどの新興国へも投入。ダチアブランドの持ち味である低価格は健在で、欧州でのベース価格は1万2000ユーロ(約148万円)以下となる。

外観は、大型グリルやワイドフェンダーが、タフなイメージを発散。ボディサイズは全長4310×全幅1820mm。最低地上高は210mm、アプローチアングルは30度、ディパーチャーアングルは36度を確保する。車重は2WDが1180kg、4WDが1280kgに抑えられた。

エンジンは、すでにルノーやダチア各車に搭載されているユニットで、ガソリンは1.6リットル直列4気筒(110ps)。ディーゼルは1.5リットル直列4気筒ターボ「dCi」で、85psと100ps仕様を設定する。85ps仕様の2WD車は、CO2排出量140g/kmという環境性能を実現する。

4WDシステムは、日産『デュアリス』などと同じ「オールモード4×4」を応用。オート、ロック、4×2の3モードがダイヤルで切り替えられ、路面状況に応じて最適なトラクションが得られる。

ルノーはこのダスターで、15日にモロッコで開幕する「ラリー・アイシャ・デ・ガゼル」に参戦。1.5リットル直列4気筒ターボディーゼル(85ps)を積む4WD仕様2台で出走する。もちろん、ドライバー、ナビゲーターを含む合計4名は、すべて女性だ。

このラリーは、8日間で2500km以上を走破。途中、ルートには、サハラ砂漠やアトラス山脈から続く丘陵地帯が含まれ、過酷なラリーとして知られる。

新型ダスターは、7月から本格的な販売がスタートするため、そのPRを兼ねてのラリー参戦。果たして4人の女神は、ルノーに栄冠をもたらすか。

《森脇稔》

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