ソニーnav-uの新型「NV-U35」の本体はIPX5相当の防滴性能を有している。既存モデルのユーザーからの要望が多かった機能で、雨に濡れることを恐れることなく屋外での使用ができるようになった。
NV-U35は車載モードだけではなく、自転車モードと徒歩モードが採用されている。車載モードで使った場合には「クルマで通れる道路を選んで目的地までのルートを設定する」が、自転車モードでは「一方通行規制を無視し、最短距離でルートを設定する」ようになる。さらに徒歩モードでは「駅の自由通路など、階段がある場所も含めて最短距離で設定する」ようになっている。
車載で使う分には問題ないが、自転車や徒歩で使う場合に問題となっていたのが、突然の雨による水濡れだ。特に自転車の場合は「走行中に降られた場合、すぐに対処することが難しい」との声が既存モデルのユーザーから上がっていた。
NV-U35はIPX5相当、つまり余程の豪雨でないかぎりはそのまま使うことができる。完全防水ではないが、水中に没した状態でナビを使うことはないだろうから、必要十分といえる。
ソニーでは防滴・防水仕様のデジタル機器を徐々に増やしていく方針のようで、NV-U35と同時期に発売されたデジタルカメラの『サイバーショット DSC-TX5』はスリム型の筐体を採用しながら、IPX8相当の完全防水となっている。こちらは水深3mで60分間は没した状態で使うことができる。