男子禁制のラリー、メルセデスベンツも参戦

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ビアノ(Vクラス)ラリー・アイシャ・デ・ガゼル仕様
ビアノ(Vクラス)ラリー・アイシャ・デ・ガゼル仕様 全 2 枚 拡大写真

ダイムラーは12日、メルセデスベンツ『ビアノ』(日本名:『Vクラス』)と商用車『スプリンター』の2台で、15日から開催される「ラリー・アイシャ・デ・ガゼル」に出走すると発表した。モロッコ名物のこのラリー、参加者は女性限定だ。

「ラリー・アイシャ・デ・ガゼル」は、世界唯一の女性だけのラリー大会。15日にフランス・セテを出発。地中海をモロッコのタンジールへ渡り、27日にモロッコ大西洋岸のエッサウィラでゴールする。総走行距離は2500km以上だ。

ユニークなのは、GPSナビゲーションの使用を禁止している点。参加者は地図と方位計だけを頼りに、7つのラリーステージを戦う。各ステージではタイムではなく、所定時間内にチェックポイントまで最短距離で走行したチームへ、最も高い得点が与えられるルールだ。

ダイムラーは社内の女性社員から、ラリー参加者を募集。200名以上が、これに応えた。最終的に12名に絞り込み、その中から、Andrea Spielvogel さんと Bettina Singhartingerさんの2人を選出。2人のパートナーは『ビアノ4マチック』で、150psを発生するターボディーゼル仕様だ。

もう1台の『スプリンター4×4』には、昨年の同ラリーにビアノ4マチックで出走したJeanette JamesさんとAnne-Marie Ortolaさんの2人のプロラリーストが乗る。同車は、3.0リットルV型6気筒ターボディーゼル(190ps)を搭載する。

どちらの車両もロールケージ、バケットシート、フルハーネス、アンダーガード、砂地用タイヤを装備。サハラ砂漠や、アトラス山脈から続くアップダウンの激しい丘陵地帯に挑む。今年の同ラリーには、ルノーもダチアの新型SUV、『ダスター』で参戦することになっており、女性だけの熱い戦いが繰り広げられそうだ。

《森脇稔》

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