マツダ、新バイオ燃料でルマン参戦

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新バイオ燃料を採用し2010年のルマンに挑む「BPマツダMZR-R」 (c)www.americanlemans.com / MZ racing
新バイオ燃料を採用し2010年のルマンに挑む「BPマツダMZR-R」 (c)www.americanlemans.com / MZ racing 全 1 枚 拡大写真

「BPマツダ MZR-R」でALMS(アメリカン・ルマン・シリーズ)に挑戦中のダイソンレーシングは17日、2010年シーズンのレース車両に新バイオ燃料を使用することを明らかにした。ALMSの開幕以来、5年間で初めての新燃料採用となる。

同チームは、昨シーズンのラスト2戦でイソブタノールとエタノールを使用した新バイオ燃料の実戦テストをおこなっており、その実績から今回、本戦での使用が認められた。

燃料油脂メーカーのBP社は、北米マツダとのパートナーシップにより、レースでの開発・テストを可能としており、2010年ALMSの初戦であるセブリング12時間レースからイソブタノールを導入する。同社はバイオ燃料の開発とレースの高性能エンジンでの走行テストを積極的に行っており、今回、MZR-Rに新燃料を使用しレースで得られたデータを公道走行向けにフィードバックするのがねらい。

「小排気量ターボチャージャーエンジンを使用するALMSは、バイオフューエルをテストする絶好の場。マツダは我々にベストな燃料を開発する知識と経験を提供してくれる」とBP社ティム・ヘイズ氏。北米マツダの商品開発責任者のロバート・デイビス氏は「将来の公道での使用を見据えた画期的な技術提携だ」としている。

昨年のプチ・ルマンでは、レース用の新バイオ燃料を使用する「DysonマツダMZR-R」がポイント圏外ながらクラストップでフィニッシュしている。環境性能とパフォーマンスを高次元で両立した新バイオ燃料の実力に要注目だ。

《宮崎壮人》

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