日本ミシュランタイヤがトラック・バス用タイヤ向けに推奨している技術「リグルーブ」が、「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」(グリーン購入法)の特定調達品目として認証された。
グリーン購入法は、公的機関が率先して環境負荷を低減した製品・サービスの調達を推進するとともに、環境物品に関する適切な情報提供を促進するため、2000年に制定、2001年から施行されている。同法に定められる特定調達品目とその判断の基準は、環境負荷を低減する物品への需要の転換をさらに推進するため、毎年度、見直している。
2010年2月5日に閣議決定された変更で、特定調達品目「自動車専用タイヤ更正」の対象範囲に「リグルーブ」が追加された。
今回適合したリグルーブは、摩耗が進んだタイヤに再び溝を刻む技術で、施工することで、タイヤの走行寿命を最大25%延ばすことが可能になる。同社が販売するトラック・バス用タイヤは、4t以上の車両はリグルーブ可能。新品タイヤが摩耗したあとも、リグルーブ、リトレッド(摩耗した接地面ゴムを張り替えてケーシングを再利用)を施すことで、廃棄されるタイヤの数を減らし、環境への負荷を少なくするのに役立つ。タイヤにかかる経費も削減できる。
同社は、施工が可能な拠点を拡充して幅広い需要層へリグルーブを訴求する。