【GARMIN nuvi1480 インプレ】Google Maps連携で旅程を賢くオーガナイズ

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施設の詳細から「その他」>「送信」でGPSを選択する
施設の詳細から「その他」>「送信」でGPSを選択する 全 9 枚 拡大写真

海外に限らず、ドライブ旅行ではホテルや観光地など事前の下調べが不可欠。情報の入手先は様々あるが、ガイドブックを何冊も持ち歩くのは結構な負担だ。

そこでインターネットを利用して旅行先の情報収集をしながら、nuviのPC連携機能を活用して旅程のオーガナイズも合わせてやってみた。また、出先で便利なBluetoothケータイとの連携についても紹介しよう。

◆事前の下調べにはGoogle Maps連携を活用

海外旅行の場合、たとえツアーでなくても事前にあるていど訪問地の目星を付けておくのが普通だろう。そんなとき、Google Mapsの「マイマップ」機能は、POIの検索・整理が容易なだけでなく、クラウドサービスなので同行者とのシェアも簡単。旅程のオーガナイズにとても便利だ。

しかし、当たり前のことだがGoogle Mapsはオンライン環境が必須。インターネットを常に見られる状態で旅行するわけには行かない。そこで、数あるPNDの中でもGoogle Mapsとの親和性が特に高いnuviのPC連携機能を是非とも活用したいところだ。

まず旅程の作成から。Google Mapsのマイマップ機能は、目的地の場所や名称を検索して当該のPOIを「保存」するだけ。タイトルやアイコンは自在に変更でき、順番の並び替えもドラッグ&ドロップするだけなので、訪問予定順に整理して日時や目的などをタイトルに追加しておくと見やすいだろう。

POIの登録が終わったら、nuviへのエクスポート作業に移る。POIをエクスポートするには、USBケーブルでつないだnuviにPOIをダイレクト転送するソフト「Garmin Communicator Plugin」を事前にPCへインストールしておく必要がある。Windows版だけでなく、Mac OS版もリリースされている。

Communicator Pluginのインストールが済んでしまえばエクスポート方法は簡単だ。Google Mapsで目的地を検索して吹き出しの詳細情報を表示させる。吹き出し内の下に表示される「その他」>「送信」>「送信先」で「GPS」のタブを選択してプルダウンメニューの「Garmin」を選んで「送信」すると、Garmin Communicator Pluginの画面に自働で遷移して送信される。こう説明するとややこしく感じるかもしれないが、UIは直感的に作られているので操作方法に迷うことはないはず。たくさんのPOIを登録するケースではPC連携は特に活用できるだろう。

送信したPOIはnuviの「お気に入り」に登録される。マイマップで保存したタイトル名そのままで保存され、それに付随する電話番号や住所なども登録される。ただ、エクスポートは1件ずつなので、数が多いと少々煩雑だ。マイマップに登録した全てのPOIを一括で送れる機能があればもっと使い勝手は良くなるだろう。もっとも、GARMINではPOIの一括エクスポートのために「POI Loader」という専用ツールも用意している。

◆出先でおいしいレストランを探したい!…秘策のGoogle検索

いくら事前に下調べをしておていても、出先で"旬”な情報も探したい。とくにレストランなどはガイドブックには載っていない隠れた名店があるかも知れない。また、カーナビやガードブックのPOIは取材時から数ヶ月以上のタイムラグがあり、情報の鮮度という点でも物足りない。そこで活用したいのがnuvi1480独自の機能である「Internet検索」だ。

Internet検索の詳細や設定法は別記事で詳しく解説をしているので、そちらを読んでいただきたいが、nuviとBluetoothケータイの通信は日本で設定した状態のままで海外でも利用できる。

Internet検索は、直感的に探せるところが便利だ。たとえばフランスに滞在中、おいしいレストランを探したいなら、「restaurant tres bien」つまり「レストラン トレビアン(=おいしい)」と入力して検索する。Internet検索の結果一覧には、Google Mapsの5段階レビュー評価も表示されるから、信頼性もそれなりにある。最新の評価付きのPOIが探せるというわけだ。

◆海外利用時は従量課金、通信料には注意を

海外でのInternet検索の際、いちばん注意しなければならいのが通信料だ。日本国内の場合、パケット定額プランに加入しておくことで上限金額が決まる(ただし外部機器との接続扱いになるため金額の上限はケータイサイト/PCサイト閲覧の上限よりも高い。なお上限金額はキャリアによって異なるので確認を)。

しかし、海外利用では、ローミングでの通信となるためパケット代は従量課金で、しかもパケットあたりの通信料は非常に高額だ。nuviのInternet検索で通信するデータ量はそれほど大きくないとはいえ、使いすぎには気をつけたい。

《北島友和》

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