みんなのエコドライブ祭り、タイヤ空気圧の重要性をアピール

自動車 テクノロジー 安全
タイヤメーカーは最新の低燃費タイヤを出展
タイヤメーカーは最新の低燃費タイヤを出展 全 16 枚 拡大写真

横浜市みなとみらいのクイーンズスクエア横浜で20日、エコドライブや低燃費タイヤの普及促進を目的とした一般参加型イベント「みんなのエコドライブ祭り」が開催された。タイヤメーカーを中心とした各ブースでは、最新の低燃タイヤの性能やエコドライブにおけるタイヤ空気圧の重要性をアピールした。

画像16枚:キッコロ&モリゾーも…みんなのエコドライブ祭り

1月の「低燃費タイヤラベリング制度」導入開始に合わせ、経済産業省・資源エネルギー庁が主催しこれまで全国の主要6都市で開催してきた同イベントは今回の横浜が最終回。JATMA(日本自動車タイヤ協会)を中心に、加盟メーカーのうちミシュラン、ダンロップ、トーヨータイヤの3社のほか、タイヤ空気圧温度監視システム『TPチェッカー』を開発・販売するアッソ・インターナショナルがブースを構えた。

自動車の燃料消費の約20%がタイヤの転がり抵抗によって消費されていると考えられていることから、タイヤメーカーでは低燃費タイヤの開発を積極的に進めている。

低燃費タイヤの装着と適切な空気圧での走行により3 - 5%の燃費消費を削減することができるという試算があるものの、これまではその評価・算出方法が定められていなかったため、ユーザーは客観的に選択することができなかった。これを「見える化」しようと考案されたのが「低燃費タイヤラベリング制度」だ。転がり抵抗性能とウェットグリップ性能を組み合わせた等級により低燃費タイヤの性能を一目でわかるようにした。

エコカーの普及が進むとともに、燃費、エコドライブに対する意識は高まりつつある。しかしJATMAの大高悟総務部部長は「『タイヤとCO2削減なんて関係あるの?』といった声が多く聞かれるほど、燃費走行におけるタイヤの重要性に対する一般の認知度は低い」のだと言う。JATMAが発表している2007年の調査結果では乗用車の5台に1台が空気圧不足だったとしており、「ラベリング制度の導入を機に、タイヤの転がり抵抗と空気圧チェックの重要性を今後も訴えて行きたい」(同氏)と語った。

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「カッコいいじゃん」内外装を大幅アップデート! ホンダ『パイロット』改良新型に高評価の声続々
  2. 「めっちゃかっけぇ」日産『ティアナ』新型に反響続々! 最新コックピットに15スピーカー付きで約310万円の価格にも注目
  3. ソニー・ホンダが発表予定の新コンセプトカーに「期待十分」の声、進化の早さに「想像以上」とも
  4. 日野自動車・人事異動 2025年12月1日付
  5. 「エスティマ難民」のあなたに? トヨタ『シエナ』2026年モデル発表…11月の新型車記事ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る