2台関与の死亡事故、致命傷を与えたのはどちらか

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今年1月、福島県いわき市内の国道6号で発生した歩行者の死亡事故について、福島県警は22日までに最初にはねたクルマを運転していた男を自動車運転過失致死で書類送検した。2回目にはねた男は無免許だったことから、道路交通法違反で書類送検している。

福島県警・いわき中央署によると、事故が起きたのは11日の午後9時30分ごろ。いわき市前河原(N37.3.28.0/E140.55.59.3)付近の国道6号で、近くに住む73歳の男性が道路を横断しようとしていたところ、進行してきた乗用車にはねられた。

男性は車道に転倒。クルマを運転していた50歳代の男が様子を見ようと車外に出たところ、後ろから進行してきた別のクルマが倒れていた男性をはね、そのまま逃走した。男性は近くの病院に収容されたが、全身強打が原因でまもなく死亡。警察は後に2台目の運転者も特定している。

警察では「死亡した男性に致命傷を与えたのはどちらのクルマなのか」を調べていたが、男性は1台目にはねられた時点で即死していたと判断。2台目のクルマを運転していた20歳代の男は路上に倒れていた男性を人とは認識しておらず、ひき逃げには当たらないとした。しかし、2台目のクルマを運転していた男は事故当時に無免許だったことが後の調べで発覚している。

このため、1台目のクルマを運転していた男を自動車運転過失致死で。2台目のクルマを運転していた男を道路交通法違反(無免許運転)で書類送検。22日までに捜査を終結した。

《石田真一》

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