【バンコクモーターショー10】デモ、そんなの関係ねぇ!

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日本での報道を見る限り、反独裁民主戦線(UDD)のデモによりかなりの危険地帯に思えるバンコク。しかし、実際のバンコクの街は通常とほとんど変わらず平和そのものだ。

バンコクモーターショーがおこなわれている「BITEC」という施設はバンコク郊外にあるが、ここはデモとまったく無縁の空間。

危険な香りもなければデモによる自粛ムードなんて微塵もなく、特に警備が厳重というわけでもない。コンパニオンのショーかと思うくらい、コンパニオンの数も驚くほど多い。

「今年の来場者数は昨年より増えるだろう。デモの影響はまったくない」とモーターショー主催団体のプレジデントであるプラチン・イアムラムナウ氏は自信満々に語る。

不景気ムードが漂っていた2009年の東京モーターショーと対照的に元気が感じられるのは、タイの景気が底をつき、すでに上向きになっていることと無関係ではないだろう。トヨタモータータイランドの統計によると、今年2月のタイでの自動車販売台数(全メーカー合計)は昨年同月比157.7%という大幅増。タイ工業連盟の統計によると、2月のタイからの自動車輸出台数も前年同月比66.03%増という好成績だ。

そしてモーターショー会場でも、12日間の会期中に約2万台の新車の受注を見込んでいるという。モーターショー会場は、デモの影響どころかイケイケモード全開なのである。まさに「デモ、そんなの関係ねぇ!」だ。

《工藤貴宏》

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