ゴリラ2010年モデルのもうひとつのトピックは「歩行モードの充実」だ。対応するのは5.2インチモデルのみとなるが、2010年モデルでは従来モデルよりもバッテリーでの使用時間が長くなり、地図の縦表示にも対応。片手に持ちながら使えるようになった。
ゴリラ2010年モデルのうち、バッテリーを内蔵しているのはFM-VICSに対応した高機能モデル「NV-SB570DT」と、ベーシックモデル「NV-SB550DT」となる。
従来モデルでは目的地までのルートを設定した場合、クルマのものと同じルートを引き、目的地方向を細い赤線で表記させていた。歩行モードで使う場合はこの赤線に沿って、自分自身で道を選択する必要があった。
2010年モデルではクルマモードと歩行モードで設定するルートを分け、完全な歩行ナビを実現した。横断歩道や建物内通路(駅の自由通路)なども色で区別し、さらには歩道橋や階段、エスカレーターの存在もアイコンで示している。
また、本体を縦に持ち替えると、画面の表示も自動的に縦へと切り替わる機能を採用している。これによって「片手でナビを持ちながら歩く」ということも可能になっている。
バッテリーの持続時間も約4時間30分となり、従来モデル比で1時間ほど長くなった。